2010年11月26日

11月19日第21回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)

疑問詞をともなわない疑問文「~い゛」

前回、過去形の形に付く「~い゛」の練習をしました。

「い゛」というのは破裂しない音です。私達が普通「い」と発音をすると破裂した音になっています。共通語では破裂してもしなくても言葉の意味は変わらないので、あまり気にしていませんが、沖縄の言葉では意味が違ってしまう言葉があります。
例えば「犬」と「縁」。沖縄語で発音すると
犬 → いん
縁 → い゛ん
このように意味が違ってしまうので、正しく発音することが大切です。
違うということを意識するために、この文字はとても役に立ちます。

では、本題に入ります。過去形の形に付く「~い゛」です。
例えば「読むん(ゆむん)」の過去形「読だん(ゆだん)」、これを疑問形にすると「読でぃい゛(ゆでぃい)」となり「読んだか」という意味になります。

例えばこんな感じ
Aさん(70歳)「書物(すむちぇ)-、諸読むでぃい゛(むるゆでぃい)」:本はみんな読んだのか
Bさん(大学生)「何(ぬー)がやら、難(むちか)さぬ読(ゆ)でー無(ね)-やびらん。」:どうしたのか、難しくて読んでないです。

今回は同じ「~い゛」ですが名詞につく場合を練習しました。
  書物い゛(すむちい)→書物か
  太郎い゛(たるーい)→太郎か
  犬い゛(いぬい)→犬か
ここで注意ですが、沖縄語で犬は「いん」と発音します。しかし(ん)で終わる文字に「~い゛」を付ける場合は(ん)を(ぬ)に変えて読みます。ですから「犬(いん)」に「~い゛」が付くと「犬(いぬい)」となります。

名詞につければ疑問になるので、前回の「~い゛」より今回の方が覚え易いように思いました。
でも使わないとどんどん忘れますね。覚える前に忘れちゃうんだから。。。。あ、それは要するにまだ覚えてないってことか。。。。ガ-ン

来年からは船津さんの書かれた「沖縄語さびら」を教科書にして勉強します。

 ⇒第22回の記事へ



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Posted by はいさい狛江 at 12:38│Comments(0)活動報告
 
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