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Posted by TI-DA at

2011年07月20日

7月13日第35回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)

テキスト52頁
14.童ん達や花ぬ苗手さーに植ーたん

植ーたん=うぃーたん
「うぃー」の発音です

4の「男ー」の場合は旧字を使っています。これは破裂しないで発声します
5の「宇栄原」は沖縄文字を使っていますが、こっちは声門破裂音ですので、のどぐちを閉じ、これを破裂させるような感じで、共通語の「う」と「い」をほとんど同時に言うように発声します。

どちらかというと破裂しない「男ー」の方が発音が難しいと思います。

もうひとつ、助詞「っし」と「さーに」の使い方が出てきました。
これはどちらを使っても良いのだそうです。
例えば飢えのにある「男ー三線っし歌たん」は「男ー三線さーに歌たん」と言っても良いです。

ここで國吉先生から「んかい」についてお話しがありました。
上の「5.あんし我んねー宇栄原んかい帰たん」にもありますが、「んかい」とは「~に」という意味です。
「~に」という意味の言葉に「かい」「んかい」「なかい」という言葉がありますが、國吉先生のおじいさんはきちんと使い分けをなさっていたそうです。
「かい」=どこどこへ (例)那覇かい行ちゃん(那覇に行く)
「んかい」=誰々に (例)先生んかいぬらーりゆん(先生に怒られる)
「なかい」=何々の中に
こんなふうに使い分けられていたそうですが、今はあまり区別されていないそうです。

ではここで、久々に本日のお菓子。「江ノ電サブレ」で~す
  
タグ :っしさーに


Posted by はいさい狛江 at 10:59Comments(0)活動報告

2011年07月19日

6月22日第34回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)

46頁「13.我っ達や豚ん鳥んちかなとーん」

とうとう出ました
「我」と「豚」の違いです。
「我」は破裂しない「わー」
「豚」は破裂する「わー」

破裂する「わ」を、破裂しない「わ」と区別するため、テキストではこのような文字を使っています。


これは実際に聞いてもちょっとやそっとでは区別が付きません。

むちかしさんガ-ン

 ⇒声門破裂音に関する記事(map after 5)  


Posted by はいさい狛江 at 20:41Comments(0)活動報告

2011年07月19日

5月25日第32回・6月8日第33回ゆんたくぬくゎい

5月25日の参加者は5名。
参加者が少なかったため、6月8日も同じところを復習してくださいました。

沖縄口さびら38頁「11.木ぬ葉ぬ落てぃゆん(きーぬふぁーぬうてぃゆん)」から。

「ふゎ」と「ふぃ」と「ふぇ」の発音の勉強です。
テキストにはこのように載っています。


「葉」は「ふぁー」と発音します。「ふぁ」は二音にならないよう、「ふ」と「わ」をほとんど同時に言うようにします。英語の「fa」は上前歯が下唇に接した形で発声されるから異なる発声です。
「ふぃ」と「ふぇ」も同様です。

ところで沖縄語では東西南北も読み方が違います。
「東」:あがり
「西」:いり
「南」:ふぇー
「北」:にし
他のはまだいいですが「北」が「にし」というのは非常に間違いやすいですね

練習問題30に「ひやみかすん」という言葉が出てきました。下段にある説明には=「えい」と言って力を出す」とあります。
6月4日に成城ホールで行われたチャリティー公演のタイトル「をぅどぅい・うた・しまくとぅば・ひやみかち!」にある「ひやみかち」の動詞の形ですね。
 ⇒「をぅどぅい・うた・しまくとぅば・ひやみかち!」  


Posted by はいさい狛江 at 19:54Comments(0)活動報告

2011年07月13日

5月11日第31回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)

この日は見学の方が2名いらっしゃいました。
武井鉄滋さんと玄羽哲雄さんです。
玄羽さんは沖縄のチーム琉球で勉強をしていらした方です。転勤で東京に来たときに、東京にも勉強会があることを聞いてたずねてきてくださいました。

この日の勉強は沖縄口さびら34ページ
「10.我んねー毎年2回大和んかい行ちゃびーん」

ここでまた沖縄文字が出てきます。

「く」と「え」を同時に言うように発音します。
普通に「く」と発音するものと、しっかり分けて覚えないといけません。

ところで、今日は國吉先生が古い新聞を持ってきてくださいました。

前回の勉強会の時に、昔の沖縄の女性は頭にものを載せて運んだという話しが出ました。そしてものを載せるときには「がんしなー」という縄で作った鍋敷きみたいのものを頭に載せて、その上にものを載せるというお話しでした。良く糸満の女性が取れたての魚をバーキに入れて頭に載せ、「いゅぐゎー こーみそーれー、いゅぐゎーこんちょーろー」と声をかけながら売りに来たという話です。
また、天秤棒で荷物の反対側に小さい子供を乗せて運んだりしたという話もありました。


それで、そんな写真を持ってきて見せてくださいました。
どうもここの教室は、ついついこんな感じでわき道にそれるんですが、そのおかげで貴重なものを見せていただくことができました。
ありがとうございました。

この日は勉強家の後、会費を払っておくと来ると思うので、と前半期の残り分までまとめて払ってくださった玄羽さん。せっかくだから歓迎会をしようということになって「中む食堂」に行きました。
その時の記事はこちら
 ⇒map after 5  


Posted by はいさい狛江 at 02:28Comments(0)活動報告

2011年07月03日

4月27日第30回ゆんたくぬくゎい(喜多見で沖縄語を話す会)

「沖縄口(うちなーぐち)さびら」30ページ、「9.書物読むん(くー.すむちゆむん)」の勉強です。

ここで沖縄独特な発音が出てきます。
教科書にはこのように書いてあります。


沖縄文字で書かれているのは「く」と「ぃ」、あるいは「ぐ」と「ぃ」を一音で発声します。
見慣れない文字ですが、この字が出てくることで、注意しなければいけないことがはっきりと自覚できると思います。

例題の中にある「11.木切ゆん(きーちゆん)」ですが、これは木を切る、という意味です。
ところが沖縄語では「髪の毛」の「毛」も「きー」と発音します。
すると、「木を切る」も「毛を切る」もどちらも「きーちゆん」と発音することになります。この場合はもう、話しの前後からどちらのことを言っているのか判断するしかありません。
沖縄語の中にはいくつかこのように同じ発音をするものがあります。
ただし、髪の毛のことは普通は「からじ」といいますから、実際には「毛切る(きーちゆん)」という言い方はあまりしないのだそうです。  

Posted by はいさい狛江 at 14:34Comments(0)活動報告